臨床心理学の知識やこれまでの経験をもとに、問題（状況や症状）のメカニズムを 分かりやすくお伝えします。


「だからだったんだぁ」と理解できると、皆さん安心されて 「なんとかなるかも」という希望がみえてきます。


その上で、「今より1ミリ」良くなるためのアドバイスをご提案。
理想はたくさんありますが、まずは「やれそう、できそう」という現実味がベースです。

急ぎたくなりますが、どんな変化も、「少しずつ」が鉄則。
脳は、どんな変化でも、まず「不安」で反応しようとしますので、脳にバレないよう笑、少しずつゆるやかな「変化」を促します。

遠回りのようで、いちばん安全で、確かな道のりです。

心の状態は体にでるし、体のコンディションも心に影響する。
ことばにすると当然のことなんですが、 いっぱいいっぱいの時、なにかにとらわれているとき、意外と忘れがちなんです。
そうすると、こころと身体がバラバラになってきて、こころが疲れていることに気づかないまま、とつぜん身体が動かなくなったりすることも少なくありません。

だからこそ、セッションでは、こころと身体の“つながりを取り戻すこと”を目指します。
“辛かったこと”を話していたら、身体はどんな風に反応してるかしら…？？反対に、“嬉しかったこと”を話していると、身体はどうなるかしら…？？
そんな風に、好奇心をもって“自分自身を観察”して、少しずつ“身体の感覚を味わえる”ようにサポートします。

はじめは「なんとなく…」「よく分からないけど」と、ぎこちなくでも大丈夫、 だんだんと「あ、足が温かくなってきた」「呼吸がしやすくなってきた」と分かるようになってくるものです。

そうやって、身体の声を受け取って、自分の心の状態をとらえられるようになると「セルフコントロール（自己調整）」ができるようになります。
あ、いま、私いっぱいいっぱいの一歩前だな、ちょっと横になろう、とか。

自分だけのセルフコントロールの仕方を学んで、本当の意味でのセルフケア（自分自身の心とからだを労わる）ができるようになることも、ひとつの“回復・成長”なんですよね。